努力したり、自分で進んで勉強したりする子になってほしいなぁ
○○さんは、マラソン大会に向けて毎日走っているらしい。
△△さんは、テストに向けて(自分から)毎日何時間も勉強しているらしい。
□□さんは、毎日素振りを欠かさずしているらしい。
・・・うちの子もそんな風になってくれたらなぁ・・・
そもそも、他人と比べることはナンセンスですが、親ですからそう思いたくもなる時もありますよね。
テスト前なのに全く危機感がない!
努力って言葉を知っているのかしら!
何でもいいから頑張ってほしい。頑張る心をもってほしい。
カール・ロジャーズの言葉から
カール・ロジャーズは、アメリカの臨床心理学者です。
彼はこんなことを言っています。
人は誰でも周りの人から
・関心を持たれている
・大切にされている
・認められている
・理解されている
・愛されていると感じる時に、自分の内にある「自己成長力」を発揮し、主体的・意欲的に物事に立ち向かっていく。
逆に言えば、「おいおい、テスト前なのに何で勉強しないの?だからダメなんだよ。」なんて言われたらどうでしょう。
確かに、「関心を持ってくれている」のかもしれませんが、「認められている」「理解されている」とは感じにくいでしょう。
「やっていないこと」「やらないこと」を理解して認めることは難しいですね。
勉強以外の部分でもいいのです。
普段から、認め、理解する言動をしている家庭の子供たちは、自己成長力が高く、意欲も高いと言えます。
小さなことでもいいのです。
結果で物事を判断せずに、過程に隠れているその子のちょっとした頑張りや変化、成長を見つけて価値づけてあげることが大切なのです。
それがまさに、親に求められている子育てであり、身近な大人(先生)に求められている教育なのだと思っています。
私どものスクールでも、スポーツ分野でたくさん価値づけられた子が、学習も頑張るようになることがたくさんあります。
その逆ももちろんです。
ちなみに言っておくと「甘やかす」こととは違います。
ダメなことはダメで、伝えなければいけませんが、それと同じように、小さな「できた」「成長」「頑張り」を見逃さず伝えることもしなければいけません。
両方バランス良くすることが必要だと感じている今日この頃です。
でも、それが難しいんですけどね。意識して一日一個でも「見つけよう!」「認めよう!」としてみましょう。
「寝る前に1個」「夕食時に1個」など、子育て目標を決めてもいいですね!