大人になっても伸びる子の共通点

おもしろい記事を見つけたので・・・
私は常々、大人(親・先生)の仕事は「教える」ことより「マネジメントする」ことが大事だと言っています。
もちろん「教える」ことも大事ですが。
新しい環境や変化への適応力
大人になっても伸びる子の共通点は、新しい環境や変化への適応力が強いことです。
現状に満足せず、「居心地の良い場所(コンフォートゾーン)」にとどまりすぎない傾向があります。
と聞くと、ドキッとする親御さんは多いかもしれません。
「新しい場所に行くとめっきりダメ」
「新しい場所に行くといつも泣いている」
「慣れるのに本当に時間がかかる」
「人見知りが…」
って思った親御さんも多いのではないでしょうか。
実はこれ、ほとんどの親御さんが思っています。
私どものスクールに来られるほとんどの子供たちも初めは、泣いてしまったり、顔が引き攣っていたり、ほとんど言葉を発しなかったりします。
私も親の一人としてそれに悩んだこともありました。
習い事に行けばいつも泣いていて参加できない。
「いやいや自分で行きたいっていったやん!」って思いながら抱っこしてたこともありました。
でも、そんなことを繰り返し、だんだんと成長していく我が子も、スクール生もたくさん見てきました。
つまり、大事なのは長い目で見てゆっくり成長を見守ることです。
今、結果を求めないことです。
子供ですから。
適切な環境を提供するマネジメント「習い事」
改めて・・・
大人になっても伸びる子の共通点は、新しい環境や変化への適応力が強いことです。
現状に満足せず、「居心地の良い場所(コンフォートゾーン)」にとどまりすぎない傾向があります。
それを訓練するのに最適なのが「習い事」です。
環境を変えると言っても、学校をころころ変えるわけにはいきませんよね。
でも、「習い事」ならば「ワンランク上」の挑戦を継続することができます。
例えばピアノコンクールで「学年1番」になったら、一つ上の学年で勝負してみる。
「学校で1番」になったら、地域のコンクールに出てみる。
「地域で1番」になったら年齢制限なしのオープンコンクールに挑戦してみる。
このように競争のレベルを少しずつ上げていくことで、子供は失速することなく高いレベルに到達できます。
ただ、この競争環境を上げる(提供する)時に親(先生)が注意しなければならないことが、子供の心身の発達状態を見極めることです。いくら技能が上達しても精神面が伴わなければ意味がありません。
親(先生)の仕事①
親(先生)の仕事は大きく2つあると思っています。
一つ目は、『適切なレベルの提供』です。
子供の現状(実力)をきちんと見極め、適切な環境を提供してあげることです。
「適切」とはどのようなものかというと、「少し頑張れば目標を達成できる環境」です。
学校のピアノコンクールで1番になった子に、「あなたは天才だから、全国1位を目指しなさい!」と言って挑戦させるとどうでしょう。
もちろん「目標は高く」とか「夢はでっかく」とかいう人もいるでしょう。
それも大切です。
でもそれは子供自身が描く目標であり夢です。
大人のエゴで挑戦することはしてはいけません。
そして、子供が大きな夢を描いていたとしたら、その目標を達成できるようにそこまでの階段をつくってあげるのが親(先生)の仕事です。
10階建てのビルを建てて「はい最上階まで登れ〜」、ではなく、階段を作ってあげて、その階段も年齢に合わせた段差で作ってあげることが仕事です。
高すぎる目標は意欲を低下させます。
低すぎる目標も意欲を低下させます。
そこが親(先生)の腕の見せ所です。
親(先生)の仕事②
二つ目は「子供に新たなチャレンジを促し、背中を押してあげることです」
「コンクールにチャレンジしてみない?」
「あなたならできるよ!」
と促してみましょう。
また、チャレンジした結果上手くいかないこともあるでしょう。
結果はもちろんですが、「新しい習い事に行ってみない?」と伝えた時、半分くらいの子は「楽しみ〜」というリアクションですが、半分くらいの子は(新しい場所が不安だな〜)と思っています。
パパママのために、良い顔をしていますが、いざ行ってみると心は正直で、不安から涙が出てきてしまったり、パパママと離れられなくなってしまったりします。
それに対して、怒ってはいけません。
そこに行くことも大きなチャレンジなのです。
それを褒めてあげてください。
チャレンジしたのに、パパママに「なんで泣いているの!」と怒られたとなると、もう次からチャレンジすることを避けるようになります。
「今日は、ここまで頑張れたね!すごかったね!」
「次はここまで頑張ってみようね」
『ここ』は、ちょっと頑張れそうな目標にしてあげてくださいね。
いきなり「参加」ではなくて、「ママと一緒にやってみようか?」とか「10分だけ頑張ってみようか?」とか。
めんどくさい!と思わず、ここが親の仕事ですから、イライラをぐっと我慢して!
SOBU ACADEMYでは
まずは、小さな頃から社会・集団への適応力を高めるために、「親子運動遊び教室」を実施しています。
「初めての習い事」としてもぜひ参加してみてください。
まずはパパママと一緒に参加することでハードルは下がります。
でも、泣けてしまったり、一緒に活動ができなかったりすることもあります。
それでもいい!
できなくていい!
ここに参加していることがすごいのですから!
た〜くさん褒めることをテーマにしています。
私もた〜くさん褒めます。褒めまくります。
ぜひどうぞ!