学童は「ごめんね」の場所ではない

学童(や保育園)に預けている親御さんがよく思うこととして
「子供に申し訳ない」という思いではないでしょうか。
「本来であったら、家で一緒にいてあげたい」
「学童で私(ママ・パパ)の帰りを悲しい顔をして待ってくれている」
本当にそうでしょうか。
ということは、働いていることは“悪”なのでしょうか。
共働きは“悪”なのでしょうか。
わたしはそれは間違っていると思います。
かつて、男は働き、女は育児家事なんていう時代もあったことでしょう。
ただ、現代はもう違います。
むしろ、男性女性関係なく、「働きたい!」という人も多くいます。
私は説明会でも話題に出しますが、大人だって自己実現したいし、趣味の時間だってほしい。
それを育児を理由に制限することなんて間違っていると思います。
もちろん育児をないがしろにするなというわけではありません。
育児“も”、それ以外“も”大事だということです。
ただこの全部を全力でやったらさずがにパパママも苦しいでしょうから、
過去のように「それ以外」(仕事・趣味・自己実現など)を制限するのではなく、
「育児」を私どものような場所が少しサポートすることで、全てがうまく回るようになればと思っています。
ですから、我々は「子供に仕方なくもらう場所」にはしたくありません。
つまり、「パパママが働いているから迎えが来るまで待っててもらう場所」にしたくないということです。
子供たちが「行きたい!」親御さんが「行かせたい!」と思える場所にしたいと常々思っています。
この冬休みも多くの子どもたちが来てくれましたが、
冬休みが始まる前から「SOBUアフタースクールに来るのが楽しみだから早く冬休みになってほしい!」と言ってくれる子もいました。
いつもよりも早めにお迎えに来てくれるママに「早い!もっと居たかった!」と拗ねている子もいました。
長期休みだけ来ている子もいるので、もう会えないのかなぁなんて最終日に寂しそうな子もいました。
みんな家族みたいです。
もちろん楽しいだけではなく、「充実している」からこそだと思います。
みんなで勉強も頑張る。みんなで話し合ったり、工夫したり、もちろん遊んだり…。
当然、上手く伝わらなかったり、話し合いがうまくいかなかったりすることもあります。
でもそれも子供たちにとっては「充実」であり、「成長」の一助なのです。
ただ、預かってもらってお迎えまでの時間をやりすごすのでは、もちろん苦痛かもしれません。
でも、ここでは遊ぶ仲間も共に高め合う仲間もいます。
だから親御さんも安心してお仕事をしてほしいですし、預けて趣味の時間を楽しんでくれもいいです。
もちろん、ゆっくり買い物したり、家事を済ませたりすることもできるでしょう。
そこで生まれた心のゆとりを、子供達に還元することがすごく大切です。
せかせか、イライラして子供に接すると、褒めるチャンスも見逃してしまいます。
そして叱ることばかり目につくようになります。
SOBU アフタースクールは「ごめんね」の場所ではありません。
だって、
「今日こんなことをやって楽しかったんだよ!」
「今日学習プリントこんないっぱいやったんだよ!」
「今日こんなことを頑張ってできるようになったんだよ!」がたくさんあるのです。