「観測史上最も暑い夏」子供への影響

今年(2024年)の夏は、統計開始以降で最も暑い夏だったようだ。
驚きよりも、納得の方が強いほど、体感的にもものすごく異常な暑さだった。

思い出すと「今日の暑さは異常だな〜」が毎日だったように思う。

『殺人的な暑さ』とはこのようなことを言うのだろうと日々思っていた。

ただこの『殺人的な暑さ』という言葉は、例えでもなんでもなく、本当に熱中症などで死につながる危険がある暑さだった。

学校でも、学童でも、その他スポーツクラブ等でも、熱中症への対応は不可避な時代になっている。

例えば学校では1学期末(7月)になると、昼休みの外遊びが制限されるようになった。
熱中症指数(WBGT値)が基準値を超えていると外遊びは禁止としている学校が多いのではないか。

夏休みの学童では、そもそも外遊びをしなかったり、朝一番もしくは夕方に少し出るくらいか。

スポーツクラブでも熱中症への対応はそれぞれの種目で明確になってきている。屋内種目、屋外種目に関係なくだろう。

もうそんなこと言ったら、夏の昼間に外で運動なんて、今後できなくなるのではないかとも思う。

子供たちへの影響はどうか。
それは明確だ。
子どもたちの体力・運動能力は低下の一途を辿るだろう。

2学期がスタートしてその差は顕著である。
夏休みは1ヶ月と長い。
ほとんど運動をしなかった子も多いのが現実だ。

とはいえ、SOBU ACADEMYに通っていた子たちように毎日動き回って疲れて帰ったらぐっすりなんていう子もいる。
サッカークラブなどに通っていて、暑い中外で運動を続けていた子もいる。(それがいいかどうかは別として)

2学期のスタートで、子どもたちの差は歴然だ。学校の先生方はそれがよく分かるだろう。

「運動なんてできなくてもいい」と考える親もいるだろう。
ただ、運動は健康に直結する。
そして学力にもつながるという研究結果も出ている。


SOBU ACADEMYの夏休みでは毎日のように勉強と同様、運動(遊び)が行われていた。
週2回のスポーツスクール以外でも、日常的にクーラーの効いたアクティビティスペースで、ドッジボールをしたり、サッカーをしたり、野球をしたり…
クーラが効いた部屋なのに汗をダラダラ流している子がいたり、
思いっきり遊びすぎて足の裏の皮がむけてしまった子もいたり…

そんな子と、毎日のようにテレビ&ゲーム&you tubeの子ではどちらが健康的か、どちらが良い睡眠がとれるか、どちらが学力が伸びるか明確だろう。

2学期に運動会が計画されている学校もあるだろう。
残暑が残る運動場での活動に耐えられない子も多い。
学校の教育活動も見直さなければならないし、先生方も気を使うことが多くて大変だ。

運動は全ての土台である。

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