運動神経は遺伝しない!
世間では「運動神経は母親から遺伝する!」なんてよく言われています。
今日は、みなさんに子供の運動能力について
遺伝するの?
どうやって伸ばしたらいいの?
という切実な疑問に答えていきます。
運動神経は遺伝しない!
結論から言うと運動神経は(ほぼ)遺伝しないと言われています。
生まれつき運動神経がいい子もいないということです。
(そもそも「運動神経」というものは存在しないのです…)
パパママの運動に対しての苦手意識がお子さんに伝わってしまっていることはあるでしょう。
もっと言うと運動が苦手なパパママは運動が得意なパパママに比べインドアになりやすいのでおのずとお子さんもインドアになっていることでしょう。
後で説明しますがそれが大きな原因なのです。
遺伝するものもある
「運動神経は遺伝しない」と言いましたが、実は「運動能力は遺伝する」と言われています。
運動神経とは…俊敏性、バランス感覚、リズム感、その他スキル
運動能力とは…体の骨格、筋力など
よく言われるのは身長の8割程度は遺伝であるということです。
私はかつて、サッカーのセレクションの応募用紙に両親の身長を書く部分がありました。
これは、私(子)が今後、どのくらい身長が伸びる可能性があるかを図る指標であったと考えられます。
「走り幅跳びの選手であった父親の子がある日スポーツテストで、すごい跳躍力を見せた」なんていう事例もあります。
これは、父親と似た骨格、父親と似た筋肉の付き方をしていたがゆえに他の子よりも跳躍力を発揮しやすい体の作りになっていたと考えられます。
実は、この運動能力が母親からの遺伝の方が大きいのではないかと一説では言われているのです。
身長の遺伝は、父⇨息子よりも母⇨息子の方が大きいとも言われています。(真相やいかに)
だから世間では「運動神経は母親から遺伝する!」と言われるようになったのかもしれませんね。
運動神経をよくするためのポイント
いわゆる「運動神経がいい」子とは運動能力だけでなく、鍛えることができる「神経」がよく発達した子であるといえます。
つまり、この神経を成長させるために「刺激すること」が必要です。
神経は刺激しないと発達しません。
そのポイントを2つ伝えます。
①伸びる時期がある!
運動神経がよく発達する時期が存在します。
それを「ゴールデンエイジ」と言います。
まさに黄金の年齢ということです。
この時期を逃してはいけません!
3〜9歳⇨プレ・ゴールデンエイジ
9〜13歳⇨ゴールデンエイジ
プレ・ゴールデンエイジとは脳を中心とした神経系の発達がものすごいスピードで発達する時期
ゴールデンエイジとは神経系の発達がほぼ完成し、技術的な部分を習得することに非常に適している時期のことで、一生に一度だけ訪れる、あらゆる動作を短時間で吸収できる「即座の習得」ができる時期なのです。
ここから分かることは3〜9歳のプレ・ゴールデンエイジ幼児期から小学校低学年までが非常に重要だ!
ということです。
人間の神経系は8〜9歳くらいでほとんど完成してしまいます。
小学校に入学した頃にはすでにだいぶ進んでしまっていることになります。
だから3歳頃からそれを意識しておくことが大切なのです。
ですからSOBUアカデミーでは小学校低学年までの子供たちを対象としたスポーツスクールを行なっているのです。
そしてアフタースクールに通う子たちにも、一生に一度しか訪れないこの時期を逃さないよう運動支援を行うのです。
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②多様な動きを経験させる!
では、どんなことをさせればいいのか?
スポーツ系の習い事に通わせないといけないの?
なんて心配をする親御さんもいるでしょう。
もちろんそれはいいことですが、気をつけてほしいポイントは色々な神経を刺激してほしいということです。
簡単にいうと色々な動きを経験してほしいということです。
大谷翔平選手は幼少期に野球だけではなくバドミントンや水泳をしていたと言われています。
ただ、習い事をする必要がある訳ではありません。
例えば、公園に行って遊具やアスレチックをすることは非常に価値があります。
「のぼる」「降りる」「ぶら下がる」「バランスをとってわたる」「くぐる」など色々な動きができます。
小さいうちは砂場で遊んでいて、立ったり座ったりする動作も大切です。
散歩することだって非常に重要です。
家でもできます。
パパママと遊んでいることで色々な動きが経験できます。
肩車をしていると、落ちないようにバランスとりますよね?
ボールを使って遊ぶこともものすごく価値があります。
ボールも「投げる」だけでなく「転がす」「のせる」「弾ませる」「捕る」「蹴る」などいろいろできます。
色々な種類のボールを使うこともいいですね。
遊びから多くの経験ができるのです!
そして
パパママのアイディア次第なのです!
(ゲームばかりしていてはいけません。)
SOBUアフタースクールが「運動」を大切にする理由
SOBUアフタースクールでは、「学習」と同じくらい「運動」を大切にしています。
ここまでお読みになった方々であればお分かりいただけると思いますが、運動経験は「今」がとても重要なのです。
中学、高校、そして大人になってから身に付けようと思っても非常に困難を極めます。
そして、昔は放課後に近所の友達(年齢も様々)と、公園や神社で遊んだことでしょう。
そこでの遊びはとても貴重で、木に登ったり、おにごっこをしたり、自分たちで遊びを工夫して遊んだりしながらいろいろな運動感覚を身につけていたのです。
もちろんそこで、創造力や社会性、コミュニケーション能力なども養っていたことでしょう。
しかしながら、現代は安全面や習い事の普及などで、そのような機会が大きく減少しました。
よく「3つの『間』」の減少と言われています。
①仲間 ②時間 ③空間 です。
近所付き合いが希薄となり、遊ぶ仲間自体がいない。学校で過ごす時間、放課後の習い事など子供たちは多忙な毎日を過ごしていて、遊ぶ時間さえも減少しています。そして、そもそも遊ぶ場所(空間)がありません。公園があっても禁止事項が多く思い切り遊べません。
安全面での不安から子供たちだけで遊ばせることへの懸念もあり、そうなると共働き家庭の親御さんが付き添って遊べるのは土日に限られてしまうのです。
これに加え、外遊びよりも子供たちの興味をそそる媒体「テレビ、テレビゲーム、youtubeなど」が登場し、子供たちの運動能力は大きく低下しています。
SOBUアフタースクールでは、放課後の時間に学習するのはもちろんのこと、子供たちの健やかな身体、そして未来をつくるためには運動が欠かせないと考えています。
健やかな身体は全ての土台であり、どのような未来を進む上でも重要なものになってきます。
そして、ただ遊ぶだけではなく、バランスの良い発達を促すために、あらゆる感覚を刺激することと同時に、「体を動かすってこんなに楽しいんだ!」と思ってもらえるように、小さな「できた!」を積み重ね、できたことをたくさん褒めていく指導をしています!
まとめ
・プレ・ゴールデンエイジという時期がある。
・3歳頃から始まるので逃してはいけない!
・色々な動きを経験することが重要!
・遊びから学ぶ 親子で遊ぶ 楽しく遊ぶ
なかなかアイディアが浮かばないというパパママは
「親子遊び」「運動遊び」のアイディアが載った本を購入して、お子さんと選んで楽しみながらやってみるのもいいでしょう。
でもそんな時間ない!というご家庭はSOBUアカデミーにお任せあれ!
今後専門種目に進んでいる子も、運動が苦手な子もみんな楽しく多様な動きを獲得できます。
これだけは、「もう少し後で」が通用しませんのでご注意を!
そして、幼少期に体をたくさん動かすことで賢い子に育つとも言われています。
やはり運動(遊び)は大切なんですね!