100点のテストに思うこと

先日、アリーナにいると、下校してきた高学年児童2人が、私の方に猛ダッシュで駆け寄ってきました。
なんだか二人とも手に何かを持っています!
「そぶ先生〜テスト返ってきた〜!」
そこには100点の算数のテストが2枚。
2人とも満面の笑み。
高学年は正直低学年と違って満点を取るのはなかなか難しいことです。
応用問題もあって、「まぁここはできなくて仕方ないね」なんてこともしばしば。
でも、2人そろって満点なんてすごいことですし、当たり前のことではありません。
でも、私が価値づけるべきことはこの点数ではありません。
2人の日々の取り組みです。
継続してきた学習への向き合い方が定着してきて、私があれこれ言わなくても、日々前向きに取り組んでいるからこその結果です。
私は勉強ができるようになってほしいわけではありません。
もちろんそれに越したことはありませんが、今回の「算数のテスト100点」という経験から、「頑張ることで結果につながる」とか「頑張ることって悪くないな」とか、もっと先には、それが当たり前になっていくことを目指しています。
だから私は、もちろん点数への価値づけもしますが、100点でなくても、点数は置いておいて、それ以外(取り組みとかこれからとか)の話をします。
これは、勉強以外にも波及してくることです。
運動、学校生活、そして将来の仕事まで。
嫌なことから早々に逃げてしまったり、そもそも「頑張ること」「努力すること」ができなかったり・・・
それぞれの親御さんからも2人の大きな変化に喜びの声をいただいています。
そんなすぐには結果が見えてこないものですが、長い目で見て継続して根気強く預けていただいている親御様に感謝です。