子育ての重要項目「環境づくり」

子育ての一番核になるのが「環境づくり」です。
環境さえ整っていたら、ある程度子育ては楽になる。
逆に、その環境を親が作って、自分自身で子育てを難しくしていることもあります。
ひとつの例が、ゲームやスマホでしょう。
「テレビゲームが家にある」つまりそれは親が買って与えています。
それなのに、ゲームばかりやって困るというのです。
「スマホがほしい」と泣きつかれてスマホを買って「スマホばかりやっていて勉強しない」「スマホのトラブルで…」
子供は、いや人間は、当然楽しいものがあればそれをやりたいと思うものです。
でもそれを、我慢してやらなければいけないことをやらなければいけないのです。
大人もそうです。
ゆっくりしたい、とかテレビみたいとか、そういう思いを我慢して、ご飯を作ったり、家事をしたり、仕事に行ったりしています。
でもそうやって自分を律することって子供たちにとって非常に難しい課題です。
もちろんその力を養っていかなければいけないのですが、あえてその誘惑だらけの環境を子供に提供しなければいいのではと思ってしまうのも事実です。
ゲームを買い与えたのであれば、親にとってそれは一つの覚悟です。
スマホも同じです。
どんなに欲しいと泣きつかれても、買わないのもひとつの覚悟です。
もちろんメリットもたくさんありますし、時代の流れもあります。
ただ、そのデメリットもきちんと理解して、それでも子育て・教育できるという覚悟とともに与えるべきです。
そして、その使い方を子供ときちんと共有し、子供と共に決めた使い方を、“根気強く”やりつづける(守らせ続ける、声掛け続ける)ことが必須です。