東大生に聞くと「勉強しろと言われたことない」と答えるその訳

東大生に質問すると「親に勉強しろと一度も言われたことないですね〜」とよく答える姿を目にします。
その度に「本当かよ!」「うそつけ!」と突っ込んでしまいたくなります。
「うちの子は勉強しろと言わなかったら一生ゲームやってますよ」と突っ込んでいる親御さんの声が聞こえてきそうです。

ただ、間違えて欲しくないのは「勉強しろと言わない」=「何も言わない」ではないということです。
きっと東大生親御さんは、『「勉強させる」ことよりも大切なこと』を理解した上で、「勉強しろ」と言わなかったのではないかと思います。

勉強させることよりも大切なこと

答えから言うと、「何かに夢中になる土台づくり」です。
それが例えば「集中するチカラ」であったり、「ゴールにたどり着くまで諦めないでやり抜くチカラ」であったりするのでしょう。

何かに夢中になることってだれにでもあります。
折り紙にはまっていたり、砂遊びにはまっていたり、捕まえた虫をずっと観察していたり…
その時間というのはとても大切です。

集中して何かに取り組んでいる時にそれを邪魔せずやり切らせてあげることで、集中力やのめり込む力が身に付いていきます。
このような力を幼少期に身につけた子どもたちは、その後とても強いです。

勉強に興味をもった子は、土台ができているのでスムーズに勉強に取り組めます。
勉強ではないものに興味を持った子も、それを極めようと取り組む力に長けているため他の子よりも伸びていきます。

東大生は「勉強」というものに興味をもって、それを極める土台が身についていたので東大に合格するまでになったのでしょう。

きっと(したたかで上手な親御様は)、勉強に興味を持たせる手立てをありとあらゆる方法でしているのだと思います。
あくまでも勉強に“興味をもたせる”とか“好きにさせる”手立てであって、勉強を“やらせる”手立てではないことは気をつけなければなりません。

私は幼児期には何かに夢中になっていればOKだと思っています。
でも、やはり今後のことを考えた中で、「机に向かって」夢中になっていたら、よりよいとも思います。
ですから、机に向かって取り組む内容は子供に選択させます。
折り紙でも塗り絵でもいい。子供に好きなものを本屋さんで選ばせてもいい。
恐竜図鑑をずっと見ていられる子もいるでしょう。

「机に向かうこと」=「嫌なこと」にしないことがとっても大切です。

その後、小学生年代では、今自分に必要な課題を理解させながら、自分で自分を高められる力を養っていきます。

SOBU ACADEMYに毎日通ってくれている子供たちは60分(1時間)は机に向かって何かに取り組んでいます。
そして多くの子がそれが嫌々ではなく当たり前になっています。

新しい学びに挑戦していることの楽しみ
それが少しできた、少し分かったときの喜び
もっとやってみたい、もっとできるようになりたいと思う気持ち

そんな気持ちを引き出し、伸ばしてあげたいと思っています。

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