アウトプットの重要性
スタディタイムでは、宿題が終わった子たちは、先生から与えられる、または自主的にもらうプリントに取り組んでいます。
低学年の子供たちは、1日に3〜4枚程度はあっという間にやってしまいます。
多い子は次から次へと「先生プリントください!」ともらいに来て、10枚もやってしまう子もいます。
ただ、そのプリントも非常に難しいものではありません。
1年生であれば、漢字の問題が5つくらいあるようなものです。
ですが、毎日ここで、その漢字プリントをやっていることで、気づくと漢字が覚えていることにつながります。
先生は「テスト」のような位置付けで配布しますが、決して「テスト」とは言いません。
子供たちは自然とテストのように取り組むものの、分からないものがあれば、これも自然と、前に取り組んだプリント等をめくって調べています。
この作業を繰り返して行くことが学習の定着には非常に効果があります。
『テスト効果』というものがあります。
情報を思い出す(想起する)行為によって記憶が強化される現象を指します。
単に情報を読んだり書いたりするよりも、テスト形式で知識をアウトプットする方が、学習効果や記憶の定着に繋がりやすいとされています。
インプットも大事ですが、いくらインプットしてもアウトプットしなければ忘れて行く一方です。
そして、毎日取り組んでいる「書き取り」なるものも、上手くやっている子はアウトプットになっていますが、
お手本を写している子は「書写」になっています。
たくさんアウトプットして、学校の学習が定着するよう、子供たちの「できた!」がたくさん感じられる機会を増やせるよう。心がけています。
「毎日来る」という学童の特徴を最大限に生かして、「塵も積もれば山となる」精神で頑張りすぎず、前進していきたいものです。

