1年間の成長を実感

2025年も残りわずかです。
SOBU ACADEMYに4月から通ってくれている子の多くは早くも8ヶ月となります。
私は常日頃から、「長い目で見て」教育をしていかなければならないと考えています。
結果はすぐにはでないことが多いです。
ですから、毎日こつこつと、声をかけ続けること、子供たちは毎日少しずつ小さなことを習慣化していくことで、1年後、2年後に成果が出るものです。

そして、その成果というものは、明確な「テストの点数」とか「◯○ができた」だけではありません。
「意識」「考え方」「姿勢」なども同様です。

今日あったちょっとした出来事を紹介します。

冬休みですので、2学期の復習を徹底しておこなっています。
2学期にとどまらず、前学年の部分にまで範囲を広げ、長期休みならではの取り組みを実施しています。

ところが、当然ながら忘れている部分があるものです。

ある1年生の子は、漢字は得意なのに、カタカタプリントを行うと、「あれ?」と出てこないカタカナが多くあることに気づきました。
気付くのは「私(先生)」もそうですが、大事なのは「本人が気づく」ことです。
そしてその子はその丸つけを見て一言言いました。

『明日、カタカタもう一回やろう』

ある高学年の子は、算数が得意です。私も日々それを実感しています。
しかし、前学年の復習をしていると、図形の部分が全く抜け落ちていることに気付きました。
そして、その子はそのプリントを懸命に私と共にやり抜きました。
40分くらいかかったでしょうか。
終わって、ため息をついて、一言言いました。

『先生、このプリントもう一回印刷してください』

苦手なことにも向き合うこと、そしてそこから自分はどうすべきか考えること。
自分を高めたい、よりよい自分になりたいと願い行動に移すこと。

そんな堅苦しいことは言っていませんが、日々の活動の中でそういった心が養われていることが嬉しかったです。

継続してやっていることは間違いではないなと2025年最終日に実感した出来事でした。

「継続は力なり」と簡単に言いますが、すごく難しいことです。
でも毎日ここに来るのが当たり前で、ここには当たり前のように、その風土があります。
環境はとても大事です。
来年も継続して、あせらず、あわてず、あきらめず、長い目で見て、子供たちのよりよい成長のサポートができればと思います。

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