中学・高校に入ってからが勝負

冬季オリンピックが終わりました。
ある方が、「オリンピックに出ることが目標の選手と、オリンピックでメダルを取ることが目標の選手では結果が大きく違ってくる」とお話ししていました。
まさにその通りだと感じました。
中学受験・高校受験・大学受験シーズンですが、これも同じです。
日本の教育にとって「受験」とは大きなものとして捉えられています。
でもあくまでも勝負は入学してからです。
小学校教員として勤めていた時代も多くの中学受験者を受け持ちました。
でも必ず子供や保護者の方に確認しているのが、合格してからのことです。
スポーツが目的の子、学習が目的の子、それ以外の目的の子・・・
受験の目的や目標は様々ですが、入学してどうなりたいのか、何がしたいのかを必ず聞きます。
極端な話、「○○中学に入りたいから」とか「何となく・答えられない・親が言っているから」などの子もいます。
それでは、子供たちにとって充実したその後の学校生活は送れませんし、大きな成長を想像することはできません。
特に、逆境や挫折を味わったり、悪い誘惑に出会った時にそれを乗り越えることはできません。
その中学に行って、何がしたいのか、どうなりたいのか
私が「それなら別の学校でもいいのではないか」と感じてしまうのであればきっと中学の先生もそう思うでしょう。
そして、そうであればもし合格してもそこで頑張ることができないでしょう。
よくスポーツで進学を希望する子に聞くことがあります。
「もし怪我をしてできなくなったらどうする?」
そこで学校生活まで投げ出してしまうのか、それとも頑張れるのか。
大事なのは「合格」「不合格」という事実ではないと思っています。
なりたい自分や、やりたいことのために、受験という一つの目標を立て、その目標に向かって努力することが大事なのです。
その努力ができた子は「合格」した後はもちろん、「不合格」だっとしてもその後もその道で頑張れるでしょう。
逆に、努力なしに、「合格」を得た子、特に目的もなく進学した子の方が、その後の学校生活で苦しむことでしょう。
努力できた子は、自分を律する力がついています。
誘惑と向き合い、自分にとって正しい道を選べる力がついています。
あくまでも結果は副産物です。
大事なのは過程です。

