自由とは何か?(大人・保護者のすべきこと)ーChatGPTに聞いてみたー

教育現場に勤めていると、「自由」について子供たちに説明しなければいけない機会が多くあります。
よく「自由にやらせてください」とか、「それは俺の自由だから先生(親)に決めれれたくない」とか言われることもあります。

自由って何でしょうか。
(今流行りの)ChatGPTに聞いてみました。

3つの自由 ーChatGPTいわく

●心の自由
 何を考えるか、どんな夢を持つかは、だれにも縛れません。
 たとえば「サッカー選手になりたい」「絵を描くのが好き」と思うのも心の自由です。 
 
 多くの子供たちが使っている「自由」の多くはこれだと思います。

●行動の自由
 法律やルールの範囲で、自分がやりたいことをする自由です。
 旅行に行く、友達と遊ぶ、勉強する、休む、など。

 『法律やルールの範囲で』というのが重要ですね。

●責任とセットの自由
 自由は「何をしてもいい」という意味ではなく、他の人の自由をこわさないことが大切です。
 だから自由には必ず「責任」がついてきます。

うん。なかなか分かりやすい。

自由は、何をしてもいいのではない

心で「○○がしたい」と思うことは自由です。
でも、それを行動に移すときには、やっていい場所や、時、状況などがあります。
なぜなら、一人で過ごしているわけではなく多くの人間がそこには存在しているからです。

「遊具で遊びたい!」と思うのは自由です。
でも、授業中や給食中に遊具で遊びたいから遊ぶのは自由ではないのです。

子供の思いを尊重する?

最近は「子供の思いを尊重する」という言葉が多く聞かれ、教育や子育てで大切にしているご家庭や園・学校も多くあるのではないでしょうか。

もちろん大切です。私も大事にしていることです。子供の思いを蔑ろにしていくのはいいことではありません。

でも、子供が「○○をやりたい!」と言ったから全てそれを叶えてあげる必要はないとも私は思います。
先ほど言ったように、「やりたいことをやる」上で、もしかしたら誰かの邪魔になってしまうのであればできません。
やれない時間かもしれません。
やれない状況かもしれません。

子供は、はじめからその状況判断ができるわけではありません。
だからこそ、大人が、「こういう時にはやってはいけないんだ」「こうだからやれないんだ」ということをその都度伝えていく、教えていく必要があります。

参観会で、授業中のお兄ちゃんのところに行きたいという妹には、どんなに泣き叫んでもダメだと伝えてあげなければなりません。
サッカー教室で、教室中に遊具で遊びたいという息子には、それはダメだよ伝えてあげなければなりません。
家族の中だってそうだと思います。
それを伝えられるのが親であり、それを伝えなければならないのが親です。

どんなに泣き叫んでも、ダメなものはダメ。
周りに迷惑をかけていることはダメ。
ルールを逸脱しているものはダメ。など、親が“根気強く”伝えていく必要があります。

我慢

最近は「子供に我慢させたくない」という声も多く聞かれます。

その「我慢」は果たしてどんな「我慢」ですか?

先ほどの話を聞いてくれた方々は、必要な我慢があるのを理解してくれたのではないでしょうか。

私は、子供たちの思いを大事にした教育をしたいと常に思っています。
先日来ていただいた講師の方にも、「子供たちが本当に生き生きとしていますね。」とお褒めの言葉をいただきました。
子供たちの思いに耳を傾け、共感し、寄り添っていくことが大切です。

でも、我慢させていないわけではありません。

やりたいことがあるけれど、それは今やるべきではなく我慢しなければならないことも教えています。
それは、これから社会で生きていくために極めて必要な能力だからです。

大人になるまでに、その状況判断を自分の力でできるように、少しずつ伝えていきたいと思っています。

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