芸術を日常に

アフタースクール内のあらゆるところに
絵画が飾ってあります。

まじまじと見る子もいるし、
全く興味を示さない子もいます。

でも、わざわざ飾ってあることには大きな意味があります。

視覚情報が8割

人間の五感による知覚の割合は、視覚83%、聴覚11%、嗅覚3.5%、触覚1.5%、味覚は1%といわれています。

人間が受け取る情報のうち、8割は視覚からの情報です。

ですから、見ていないようで、知らず知らずのうちに多くは目から情報は入っているのです。
ですから目から入る情報は大切にしなければなりません。

「人は見た目が9割」という言葉を聞いたことがありますが
まず、目から入っている情報をもとに人間は直感的に判断をします。

SOBU ACADEMYでは、耳から入る情報(音楽)も大切にしているので、これで94%網羅している(?)

窓割れ理論

1枚の割られた窓ガラスをそのままにしていると、さらに割られる窓ガラスが増え、いずれ街全体が荒廃してしまうという、アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリング博士が提唱した理論が「窓割れ理論」です。
かつて、犯罪多発都市ニューヨーク市で、1994年以降、当時のジュリアーニ市長が、この「割れ窓理論」を実践。割れ窓の修理や落書きなど軽微な犯罪の取締りを強化した結果、犯罪が大幅に減少したと言われています。

現在では、行政や教育界ではよく聞かれるようになりました。

例えば、学級崩壊しているクラスを立て直すのに
まずは「教室環境を整える」ことから始めることがあります。

「そんなことしたって仕方ないよ」と思う人もいるかもしれません。
しかし、ロッカーを整頓し、落ちているゴミを拾い、机をピシッと並べる…
これには意外と大きな効果があります。

学級崩壊している学級は教室がぐちゃぐちゃなことが多いですが
私は個人的に、「学級崩壊しているから教室がぐちゃぐちゃ」ではなく
「教室がぐちゃぐちゃだから学級崩壊している(が進んでいく)」と思っています。

だからこそ、毎日の放課後の教室掃除や、掲示物の剥がれ、黒板の清掃、ロッカーの整頓を小まめにやっている先生(学級)は比較的安定してクラス経営を行うことができます。(この行動には他にもいい効果がありますが)

だからこそ、環境を大切にしていくことで、子供たちの心は自然と落ち着いていくと考えています。

余談ですが…

現代の先生方には、この放課後の教室掃除すらもやる時間がないのが現状です。
子供たちが下校した数分後から会議が始まり、会議が終わる頃にはすでに定時。
もちろんそこから、保護者への連絡、テストの採点、事務処理…
おいおい、いつ教室掃除するの?いやそもそも一番やらなければいけない授業準備はいつやるの?状態なのです。

もちろん、先生方の多くが子供を持つ親でもあります。
その状況で、18時までに学童の迎え??不可能に近い状況です。
いや、不可能でもやらなければならないので、迎えに行きますが…
そういう先生の多くは以下の4つのパターンに多くは当てはまります。
❶家に仕事を大量に持ち帰り、子供が寝静まった後、夜な夜な仕事をしている
❷土日にも学校に来て仕事をしている
❸家に帰り、家事を済ませ、再び学校へ
❹あきらめている(何かをやめている)

私は、うまく❹(仕事を精選)をして、早く帰ることを常に推奨していますが、それによって、結局自分の首を絞める(仕事がうまくいかない、学級がうまくいかない、授業がうまくいかない、保護者の信頼を得られない)といったことの可能性が高まることも先生方は理解し、必死に毎日を過ごしています。それだけ教職に本気に向き合っています。

だからこそ、私は先生方に限らず、仕事を中途半端にして家事育児に取り組んでいると感じている人の手助けをしたいと思いアフタースクールを立ち上げました。
この意識で家事育児をしている時は、いいことは何もありません。子供のいいところも見えません。イライラ育児になってしまいます。
大人も自己実現を図る時代です。子育てのせいで、大人が自己実現を我慢する時代ではありません。

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