ファミリー

私は、このアフタースクールを時折「ファミリー」と表現することがあります。
また、時には「第2の学校」とも表現することもあります。
入学説明会に来ていただいた保護者の皆様には説明させていただいていますが、私たちは、ただ「預かる」場所ではありません。
この時間を少しでも価値ある時間に変えられる場所を目指しています。
子供たちにとって「楽しい」ももちろん価値が高いです。
ただ、子供たちが「成長する」「学ぶ」ことも当然価値が高いでしょう。
そのため必要に応じて、「指導」をします。
「学習指導」はもちろんですが、「生活指導」をはじめとしてあらゆる指導を加えます。
学習をはじめとして、嫌なことは誰にでもあります。でもそれから逃げて、楽なこと、やりたいことを優先していていいのか。
20人近い子供たちで過ごしているのに、自分勝手な言動は許されるのか。周りのことを配慮しているか。
行儀よくおやつや昼食を食べられているか。周りを不快にしていないか。
整理整頓はできているか。なぜ整理整頓が大切なのか。
言葉ではなく、感情(怒り、泣き)で周りに伝えようとしていないか。
自分の思い通りに行かないことで、怒ったり泣いたりして解決しようとしていないか。
時間を意識して行動しているか。見通しをもって行動しているか。
生活にはその一瞬一瞬で学べることが無限に隠されています。
その一瞬一瞬を逃さずに、伝え考えさえます。
本来それは、学校や家庭で学ぶべきだという声も聞きます。
その通りだと思います。かつてはそうだったのかもしれません。
父・母・学校の先生は、子供たちにとっては絶対的な指導者で、逐一いろいろな方法で指導をいただいていました。
ただ、現代の学校や家庭では、やるべきことがたくさんあります。
昔とは社会の形も変わりました。
親御さんは共働きで、家に帰ればご飯の支度を始めとしてやらなければならない最低限のことで手一杯です。
そして子供たちにとってはそんなもの関係ないですし、誰かに教えてもらわなければ、そのまま大人になってしまいます。
だからこそ、わたしたちが、家庭や学校のサポート役として、主人公である子供たちの未来のために
嫌われる覚悟で指導すべきことは指導をしていきます。
時には、子供たちにとって耳が痛くなる指導もあるかもしれません。
子供たちですからアフタースクールに対していっときのマイナス感情に思うかもしれません。
ただ、私はそれを恐れずに伝え続けます。
言わずに、大人になって困ることの方が恐ろしいと思っているからです。
何も言われない、何も指導されない、好きな時に好きなことができる、やりたくないことはやらなくていい
そんな場所の方がストレスなく“楽しく”過ごせるでしょう。
でも、家族であれば、嫌われる覚悟で言わなければならないこともあるでしょう。
学校であれば、嫌われるの覚悟で指導しなければならないこともあるでしょう。
わたしは、そんな場所であり、そんな存在で、子供たちの成長につながる人間でありたいと日々思っています。
もう、子供たちの教育は、「家庭だけ」「学校だけ」の時代ではありません。
あらゆる場所を有効に活用して教育していく時代になっているのです。

